Kindergarten Summary

幼稚部サマリー

幼稚部の概要

東京ウエストインターナショナルスクールの幼稚部は、2歳~5歳を対象とした4クラス編成(P2~K5)で構成されています。各クラスは18~24名程度の少人数で、2~3名の教員が担任として配置されます。国際バカロレア初等教育プログラム(IB PYP)認定校として、子どもたちの探究心や表現力、社会性を育む教育を実践しています。

 

教育方針と探究型アプローチ

「子どもは自ら学ぶ力を持っている」という理念に基づき、教員は子どもの問いや関心を起点に学びを設計し、遊びと学習を統合した探究的な活動を展開しています。日常のふとした疑問から始まる学びは、観察・会話・表現・協働を通して深まり、論理的思考力や他者への共感力を養います。

 

バイリンガル教育と言語発達

英語を中心にした保育環境の中で、多感覚的なアプローチによる言語教育(Jolly Phonics など)を通じて、音声と文字の関係を自然に学びます。週に1回以上、日本語ネイティブ教員による「にほんごの時間」も設けられ、言語・文化の多様性を尊重した保育が実践されています。

 

数的思考とシンガポールマス

K3~K5の子どもたちは、図形・数量・関係性への感覚を育てる導入段階として、シンガポールマス(Singapore Math)の考え方に基づいた活動を、UOI(探求ユニット:教科横断型学習)を通して行っています。モデル図や具体物を使って、遊びを通じて「考える算数」の楽しさを体験します。

 

自然体験とガーデン活動

園内のガーデンでは、季節の野菜や花の栽培を通して、自然の変化や生命の循環、持続可能性について学びます。五感を使った観察・記録・表現活動は、科学・言語・アートの学びと融合し、他校にはない体験型保育を実現しています。

 

教室環境と安全体制

教室は子どもの年齢に応じた家具・教材で構成され、柔軟なレイアウトにより安心・快適に探究できる空間を提供しています。園内の安全対策も万全で、衛生・健康・災害への対応を徹底し、保護者の皆様にも安心してお子さまをお預けいただける体制を整えています。

 

PreK & Kindergarten Educational Goal

PreK・幼稚部の教育目的

わたしたちは、子どもたちが将来、自分の力で問題点を見出し解決していく能力や豊かな心を育み、自身の人生を楽しみ、家族や友人、その他多くの人たちを大切に思う気持ちを持つ人になってほしいと願い、教育をおこなっております。

 

幼稚部では、まず基本的なあいさつ、マナーを含めたライフスキルを学びます。自分で考え挑戦してみる姿勢が徐々に身につくようサポートしてまいります。ご家庭とのより良いコミュニケーションに努め、子どもたち個人の個性や人権を尊重しながら、子どもたちが心から楽しめる教育環境を提供できるよう尽力いたします。

コミュニケーションの基礎となる言語、将来の社会生活に不可欠な数理能力は、幼稚園の年齢から小学校低学年までに、そのほとんどが決まると言われています。特に言語を聞き取る耳の能力は、この時期を逃すとその習得に多大な時間を要すると指摘されています。このため、当園では、英語と算数の授業の時間を多く設けております。
また、日本語の授業を除き、授業はすべて英語でおこなわれますが、特に英語の授業においては、発音、聞く、話す、読む、書くという言語の基礎をしっかりと身につけます。

英語や算数の授業に加え、当園では体育、音楽、日本語などの副教科にも力を入れております。それぞれの幼児教育の専門家が、各クラスルームの先生と協力しながら授業を進めます。
体育、音楽、美術は、言葉を超えるコミュニケーションツールともいわれています。これらの授業を通して子ども達が学んだことは、将来、彼らが多くの仲間を得、積極的に生きる力や困難を乗り越える力を身につける際に重要になります。そして、何より生涯を通して、スポーツや芸術に親しみ、心豊かな人生を送ることができる能力を身につけることは、人が社会の中で生きていくために、とても重要なことです。

「毎日、登園することが楽しい。」「お友達との遊びやいろいろなレッスンが楽しい。」私たちは、子どもたちの、この「楽しい」という感覚を大切にしながら、彼らが将来の糧となるたくさんの知識や能力を身につけられるよう、教育環境や内容の改善に日々努力を続けてまいります。

 

Curriculum

カリキュラム

幼稚部では、英語や算数などの主教科だけでなく、体育、音楽、日本語などの副教科にも重点を置いています。
体育、音楽、日本語は、各専門分野の幼児教育専門家が授業を担当し、各クラスの教員が一緒にサポートします。特に体育は、砂場などの外遊び(自由遊び)とは別に、運動神経を伸ばす幼児専用カリキュラムを行なっています。

 

英語

英語の読み書きに関しては、イギリスのJolly phonics を使用します。Jolly phonics とは、子どもたちが歌や体の動きなどを通して、楽しみながら英語の読み書きの大切な基礎を学ぶことができるプログラムです。

算数

算数では、1から100までの数字、図、ものの分類分け、平面と立体の形、様々な図形、いろいろなものを用いての長さや重さの測定、序数、20までの足し算と引き算、文章題、時間やカレンダーの概念などについて学びます。
子ども達は、ブロックやおはじきを用いて数について学び、またゲームや、複数の感覚器官を刺激するような活動を通し、数に対する概念を発達させ、日々の生活や経験と数学的概念を結びつけることができるようになります。

理科・社会

理科と社会のレッスンでは、様々なテーマに基づいて授業を行います。テーマ は K3 から K5 まで全てのクラスで共通したものを使用しますが、クラスによってレッスンの内容 は異なります。
それぞれのテーマの期間中に、幼稚園全体でのテーマパーティと遠足を予定しています。

 

 

美術

絵画と工作をバランスよく取り入れ、楽しく個性をのばす指導を心がけます。理科・社会と共通したテーマや自然の題材を多く取り入れながら、美的感性を養成していきます。

 

音楽

音楽の授業では、音を聴く、聴いて歌う、歌って弾く、リズムを聴き体で表現する、と様々な音楽 要素を学びます。特に楽器を弾く事で、子どもは知らず知らずのうちに楽しみながら、総合的な力 を身につける事が出来ると考えています。
運動会、ハロウィンプレゼンテーション、ウィンタープレゼンテーションや卒業式の際に、音楽の授業の成果を保護者の皆様の前で発表します。

体育

体育の授業では、跳び箱やマット運動、ボール投げや縄跳びなど、体をたくさん動かしながら学びます。夏には水遊びや水泳の時間も設けられています。子ども達がのびのびと体を動かしながら学ぶことのできる環境を整えています。


日本語

日本語の授業では、ひらがなやカタカナの書き方のほか、日本の四季や文化について 1 年を通して 学びます。絵本の読み聞かせや日本の歌を歌ったりする時間の他に、日本文化に関する工作なども行います。絵本の読み聞かせでは、日本語と英語の両方で読み聞かせを行うことで、英語と日本語 両方の学習に繋げています。

 

 

​School Life

学園生活

校外公園へ

クラスの先生のアシスタントが引率をして、校外の公園に行き、たくさん体を動かして遊びます。

遠足

子ども達が学んでいるテーマ毎に、そのテーマに関した場所に遠足に行き、子ども達の学びを深めます。

 

お誕生日会

毎月決まった日に、全クラスの児童が集まり、その月に誕生日を迎える全ての子ども達への、お誕生日会をします。

テーマパーティー

各テーマの終わりには、幼稚園全体でのテーマパーティを行います。 テーマに関する服装をしたり、おやつを食べたり、様々な活動をして楽しみます。

Daily Schedule

1日の生活

「延長保育」は15:30〜17:30の間で可能です。