小学部サマリー
■ 小学部の概要
TWIS小学部はG1~G6(6学年)で構成され、各学年のクラス定員は最大18名程度に設定されています。少人数制を活かし、生徒一人ひとりの興味・関心・成長段階に応じたきめ細やかな指導を行います。国際バカロレア初等教育プログラム(IB PYP)認定校として、探究を中心とした教科横断的な学びを実践しています。
■探究型カリキュラムとUOI
国語・算数・理科・社会・英語・ICT・アート・音楽・体育などの教科は、「ユニット・オブ・インクワイアリー(UOI)」としてテーマごとに統合され、実社会との関連性を意識したプロジェクト型学習が行われます。生徒は問いを立て、調査・分析・発表・振り返りを繰り返しながら、学びのプロセスを深めていきます。
■ シンガポールマスによる算数指導
TWISの算数指導では、シンガポールマス(Singapore Math)を導入し、視覚的なモデルや段階的な問題解決の手法を用いて論理的思考力を養います。単なる計算力ではなく、数の概念理解・図形認識・応用力の育成を目指すこのアプローチは、世界的にも高く評価されています。
■ 英語教育とバイリンガル環境
英語・国語それぞれの専任教員による授業に加え、日常会話や教科学習の中でも言語を切り替えて使用する自然なバイリンガル環境が整っています。英語と日本語の両方に触れることで、思考の柔軟性・表現力・異文化理解を育てます。
■ ICT・AI・プレゼンテーション教育
ICTを活用した情報検索・データ整理・発表資料作成に加え、近年では初等AI教育の導入も進めています。AIの基礎的な概念や活用事例を学びながら、情報リテラシーと倫理的判断力を育成します。学期ごとのプレゼンテーション活動では、言語・ICT・アートの力を統合した表現力を磨きます。
■ 自然探究とガーデン学習
TWISのガーデンは、学びの一環として位置づけられています。種まき、育成、収穫、観察、記録などの活動を通じて、理科・図工・生活科と連動した体験的な学びを行い、自然との共生・持続可能性への関心を高めます。
中学部サマリー
■ 中学部の概要
TWIS中学部はG7~G9(3学年)で構成され、各学年の定員は最大10名程度とし、2~3名の教員による密度の高い学習支援を実現しています。Cognia認定の国際的な教育基準に準拠したカリキュラムのもと、生徒一人ひとりの個性と進路に応じた柔軟な学びを展開しています。
■ 探究型学習と実社会とのつながり
教科横断的な探究ユニット(UOI)を中心に、英語・数学・理科・社会・国語を関連付けたテーマ別の探究活動が行われます。地域社会や現代の課題を題材にしたプロジェクト学習では、課題設定からプレゼンテーション・振り返りまでを生徒主体で行い、論理的思考・表現・協働の力を育てます。
■ AI・ICT・STEAMの統合学習
AIやICTの活用は、中学部においてより高度に展開されています。統計分析やデータ可視化の技術に加え、AIの活用倫理・社会的影響についても学びます。また、科学・技術・芸術を統合したSTEAMプロジェクトを通して、探究を可視化・創造する力を養います。今後は、プログラミングの導入も検討して参ります。
■ 言語教育と表現力育成
英語・国語ともに、リサーチ、スピーチ、ディベート、創作文などの活動を通じて、多面的な言語活用能力を育てます。思考を言葉にし、構造的に伝える力を重視しながら、将来の大学進学や国際的な舞台にもつながる高度な言語表現力を段階的に育成します。
■ 学習支援・学級運営体制
担任教員による学級運営に加え、少人数制を活かして一人ひとりの理解度・関心に応じた学習サポートが日常的に行われます。定期的な目標設定・振り返りの時間を設け、自律的に学ぶ姿勢とメタ認知力を育てます。保護者との連携も密に保たれ、三者で成長を見守る体制が整っています。
重点教科
私たちは、多数の科目の中でも特に言語、数学、体育、音楽、プレゼンテーション・パフォーマンススキルの5つの科目 (能力)のスキルアップを重視して指導を行っています。これは、生徒が受験主体の試験勉強のみでなく、広い視野で学び、将来に活かせる応用力を培うことが 大切であると考えているためです。これら5科目のスキルは生涯の様々な場面で自らを助ける大きな強みとなることでしょう。
英語・国語
言語はその国の文化と密接に関連しています。国際社会でのコミュニケーションツールである英語と、日本で生活する為に必要な正しい日本語を、文化的背景や歴史と併せて指導します。
数学
数理能力を養うことは、論理的に問題を考察する力や、客観的に物事を判断する力をも養うことに他なりません。これはあらゆる社会的場面で問題を解決するために役立ちます。生徒が「分かる楽しさ」を実感できるように、丁寧な指導で数理能力を伸ばします。
科学
自然の物理的な世界と科学とがどのように結びつき、機能しているか、また、科学の現代社会においての役割と重要性を情報に基づき判断する力を養います。
音楽
苦しいとき、悩んでいるときに音楽に励まされることは誰もが経験することでしょう。音楽は人が生きていく上で大きな助けとなります。音楽をより身近に感じて親しめるように、専門の教員が譜読みや曲作り、楽器の演奏などを楽しく指導します。
保健・体育
体育は、体を鍛え健康に保つと同時に、チームワークや努力の大切さ、チャレンジ精神をも養える素晴らしい科目です。生徒が運動の楽しさに目覚め、生涯にわたり体を動かすことを実践していけるように、専門の教員が各競技を指導します。
アート
視覚芸術プログラムは、木や粘土などの材料を使って実際に作ることにで創造的な過程を体験するプログラムを行っていいます。
舞台芸術は、TWISの学生が自分自身を表現し、自信を築くことを学ぶのに役立ちます。どちらの芸術も、生徒のその生徒ならでは特長をさせ、生徒の学習をするためのものです。
学園生活
たくさんの学校行事
年間を通じて数多く開催される学校行事は、学年別の催しから全校生徒が一丸となって取り組むものまで、どれも多彩で活気に溢れています。生徒は意欲的に参加し、主体性と協調性を養うとともに、かけがえのない思い出を作っています。
徹底した英語環境
校内では日本語の授業を除き、すべてのコミュニケーションに英語を使用しています。ネイティブ教員からの指導はもとより、多数の外国籍児童が在籍する英語環境下で、生徒は友人との日常的な触れ合いからも英語の発音や表現のニュアンス、他国の文化を学んでいます。
クラブ活動
小学部・中等部では放課後にクラブ活動を行います。生徒は学年の枠を超えて深い友情を築くと共に、互いを励まし合いながら目標に向かって日々努力し、豊かな人間性とコミュニケーション能力を育んでいます。

特別サポート
進路相談アドバイザー
学校には2名担当教員が、生徒の進路相談にあたっています。当校内の進学のみならず、他校への転校や進学に関する相談を受け付けております。生徒ひとりひとりがそれぞれの将来の夢に向かって進んでいけるよう、生徒により沿ったサポートをおこなっています。
統一学力試験の実施
当校では、現在、G3以上の全生徒に対し、毎年、多くのインターナショナルスクールが参加する世界的な統一学力試験に参加しています。結果は保護者に公表され、生徒それぞれの学力向上に役立てております。また、学校全体としても、より高いレベルを達成できるよう授業内容の改善指標のひとつとして活用いたします。
生徒会
当校では、各クラスの代表により、生徒会が組織され、自主的に学年を超えた行事の企画をおこなっております。これにより、生徒同士の協力や親睦を深める機会が多く提供されています。また校内美化活動などにも積極的に取り組んでおります。
補習クラス
G1, G2の低学年を中心に、週1~2回程度、少人数の放課後補習クラスを開講しております。
この補習クラスでは、宿題のサポートをメインにおこなっております。現在のところ、Language Arts(英語)1科目のみに対応しておりますが、必要に応じて、数学など他の科目の実施も検討してまいります。